あえてUSED感が求められることも
あえてUSED感が求められることも
取扱商品の米軍テント。 現在、在庫が無くなってしまい、今アメリカに発注しているところである。
アメリカの卸業者間でも年代物につき、在庫数がかなり減っている。 ウチが取引している業者のストックも減ってきてはいるが比較的、状態の良い物を提供してくれている。 しかし、まれにリペアされている物も同額の仕入れ値で入っていることもある。 これもお互いの暗黙の了解ではある。
先日、このサイトで注文を頂き、テントを発送した。 状態が良い物を発送したのだが、「もっとUSED感があって、ツギがあったりした方がカッコいいので、そんな物があったらもう一張りお願いできますか?」 このような連絡があった。
今までにも、このテントをお店のディスプレイに使う為であったり、ファッション雑誌の背景に使うから…などとあえて使用感のある物をお願いされることも多くあった。 最新のナイロンテントでは出せない風合い、レトロ感がそんな現場でウケているのかも知れません。
実際にテントを張って使用するだけでなく、テントは2枚のキャンバス素材からなっているので一枚をグラウンドシートにしたり、ひざ掛けにしたり、物にザッと被せたりと割とラフに多目的に応用できる。 器用な方は一枚をハンモックに作り替えた人もいたり、部屋のソファーのカバーにする人もいた。 この場合、確かにUSED感があった方が雰囲気は出るはずである。
今後はUSED感がある物を希望されるには、注文後にメールなどで知らせて頂くことも必要か。
このような商品は程度の良さを求める人、あえてダメージ感USED感を求める方…用途に寄って変わって来るものである。
このテント、ナイロンのドーム型テントとは明らかに違った楽しみ方がある。 これからの季節、アウトドアでこのテントの使い勝手を楽しめる時期がやってきた。 また、クリエイティブな発想で多目的に楽しむのも面白そうだ。
2016-04-27 09:18:16
店長日記
| コメント(2)
コメント
その手のマニアは国内、海外に大勢いますね。楽しみ方も色々ですね。
僕はむしろ戦争ごっこ的なテントの使い方より、6~70年代のウッドストック・野外コンサートで張っていそうな、チョッとヒッピースタイルなイメージで持っていきたいかなと…。 払下げコットン素材のテントにGパン、Tシャツ、ギター…。 戦争ごっことは真逆な反戦スタイルですね(笑) フェスにはカッコよく目立ちますよ、きっと。
注文を頂いている方でも、テントを張るというよりも一枚をカフェの長テーブルのクロスにしたり、オープン・カフェのテラスの日除けにしたりと、パーツをオシャレに使いたいというのもあります。 ナイロンでは出せない、風合いを求めているみたいです。
テントの自作。 アリですね。 でもこのテント、頑丈な両面ボタンなど、日本で見かけないパーツを使っていますね。素材感、縫製の仕上げ感も軍物ならではですからね。 作るとなったら値段張るでしょうね。
店長
/ 2016-05-03 08:59:24
こんにちは。
先日このテントの事を検索していたら、凄い人達を発見。
WW2の米軍完全軍装で野戦ごっこ。食事も米軍レーション。
もちろん寝ぐらはシェルターハーフテント。こういった気合の入った人達にはヤレたUSED物は最高なんでしょうね。
ところでこのテントなんですが。キャンバスシート製造店へ設計図や実物を持ち込んで依頼したらレプリカを作ってくれるんでしょうかねえ?
縫製技術のある軍物マニアだったら自作していそうですよね。
K林
/ 2016-05-02 23:30:07