店の個性にもなるのでしょう
店の個性にもなるのでしょう
先日、入荷した米軍食器のトレイとスプーン・フォーク・ナイフセット。
在庫も少なくなっていますが、だいぶ昔にこの食器でこんなエピソードがあった。
かれこれ30年以上前にもこれらを店頭で取り扱っていた。 当時はインターネットも普及していない時代、この食器の存在も一般には知られていなかった。 店頭に置くのもごくわずかで、せいぜい軍物好きの方かキャンプ好きの方が店内で見つけ、買っていく程度であった。
ある日、40代くらいの男性と若い女性が店の前に停めた車から降りてきて 「米軍の金属製の食器あります?」 こう尋ねてきた。
僕は店頭にあった残り少ない5セット位の食器を見せた。 「これこれ! 50セットあります?」 「50ですか !?」 「今度、ウチのレストランで使おうと思って、なければ取り寄せられます?」 聞くところによると津田沼のエリアで飲食店を経営していて一風変わった食器を探していて、これを思いついたらしい。 レストランと言ってもやはり個性を打ち出した店の様で必然的に食器も個性を出したかったのでしょう。
今では個人経営の個性的な飲食店はあちこちで多く見られますが、当時では珍しかったと思います。
結局、半月待ってもらってアメリカから取り寄せました。
それから1~2年経って、またその方が見えた。 「今度、本八幡にもオープンするんで20セットお願いできます?」 その時にも店頭には無く取り寄せることになった。 食器がウケたのだろうか? 2号店までオープンするとは。
この食器、軍だけではなく、アメリカの刑務所、収容所でも使っている。
これから個性的な飲食店をオープン、またはリニューアルを考えているオーナーがいたらこの食器、試してみてはいかがでしょう???
「PRISON CAFE RESTAURANT」 、あるいはサンフランシスコ湾のシーフードをイメージして 「アルカトラス・ダイナー」 なんて店名もカッコいいですね。 イーストウッド風な店長が居たりして…。 もちろんテーブルクロスには古びた米軍パップテントの半分を!??
アメリカンなバーガー屋さん、アメリカ南部料理(ザリガニ、ナマズ料理なんかも良いですね)などを提供する店なんかにも似合うと思いますよ。 あくまでも店の雰囲気はセンス良くオシャレに! 古~いデルタ・ブルースなんかをBGMに! ただ、店内、食器のガチャガチャ音がすごいだろうな・・・。
暑い店内で食器を目にして昔のエピソードを思い出し、個性的なレストランのイメージがボーっと浮かびました。
その後、食器の追加注文、3号店?は無かったですね。 今でもやっているのでしょうか・・・。
2017-07-09 09:08:20
店長日記
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コメント
暑いですね。 明けてますよ。 九州北部は大変なことになりましたが…。
長年、店をやっていますが色々なお客さん、要望もありましたね。
特に宣伝広告はやっていませんでしたが、変わった店名、それに珍しい物もやっていたので何処からともなくそれを嗅ぎ付けてお客さんが来てくれていたのでしょうか。 それほどコアなマニア向けの店ではなく、何でもアリですのでお客さんも多様と言ったところですかね。
それに国道に面しているので当時は飛び込みで来るお客さんも多かったですね。 昭和はそんな時代でしたね…。
店長
/ 2017-07-14 08:02:46
言いたかないが暑いっすね。もう梅雨明けでいいのでは?
しかしこのトレイを50セットご注文とは凄いですね。
当時はそんな数を揃えられたのですね。
あと、ネット普及前はハテナ堂さんではどんな広告をしていたのだろう?
何かの雑誌に通販広告を? それとも来店するマニアさん達のクチコミだけだったのかな。
K林
/ 2017-07-13 22:51:49