手元にある物が無いと…。
手元にある物が無いと…。
ふと見るといつもの定位置にある道具が見当たらない。 それは必ずミシン台の上にハサミと一緒に置いてある物だ。 ミシン台の下、椅子の下、その近辺を探しても見当たらない。 何処に行ったのだろう?
その道具はミシン作業以外にも商品の発送の為に段ボールなどをカットしたり、段ボール箱の開封の時にも多用する。
「そういえば、今朝も商品の発送の為に段ボール箱をカットした時に使っていたはず…。」 しかし、その作業をしていた近辺を探しても見つからない。 「待てよ !? 発送するアリスパックを梱包するために、箱のサイズを変えていた時に使っていたのは確かだ! 梱包を終え箱を持ち上げると中でコロッとした音が聞こえた気がした。 その時に中に紛れ込んだのかも知れない。」
ところが1時間前にヤマト運輸さんが集荷に来て、既にその荷物を持って行ってしまった。 伝票を見ると九州の福岡県への発送だ。 もし中に紛れ込んでいたら九州まで行ってしまう。 荷物を受け取ったお客さんがそれに気づいて連絡してくれればいいが…。
まだ間に合うだろうか? ヤマト運輸のドライバーさんに連絡してみた。 するとまだ車の中にあるとのこと、また近くを通りかかった時に持ってきてくれるという。
数時間後、荷物が戻ってきて箱を開封してみると、案の定中に入っていた。
その道具は店が始まった60年近く前から使っている物で、ミシンの糸きり、衣類、シート、テントなどの補修作業には欠かせない道具である。 代々使っていると言ったら大げさだが、多分、自分が使いだしてからも40年近くは経っている。 なので手になじんでいるし、常に目線の中の手元にある道具の一つだ。 「よかった!」 それに代わる物もいくつかあるのだが使い慣れている物は限られる。
店が古いだけあって、道具類も古い。 他にもキャンバスシートや米軍テント、衣類などに手を加える時に代々使い続けている道具が結構あるものだ。
今後は気を付けなければ…。 今回は危なかったが、長年よく失くさずにあるのにも感心する。
2018-02-12 21:38:12
店長日記
| コメント(2)
コメント
頭の上に乗せたメガネ、どこ行った?はまだありませんが、うっかりは多くなってきましたね。
刃物、ハンマー…道具を使うのが本職ではありませんが無くては困りますね。 小ぎれいな衣服、雑貨を並べて販売するだけの店ではないのである意味、特殊ですかね。 多少苦労もありますね。
店長
/ 2018-02-16 07:58:18
間一髪でしたね。
僕も使用していた道具を、ひょいと置いた時に、その置いた場所を忘れる事があるのですよ。
注意力と記憶力の低下。仕方ないんだけど老化って嫌ですねえ(笑)。
僕も長年愛用の『道具』はあったかなと考えてみたけど。
バイクの整備用に初めて買ったラチェットレンチかな。もうかれこれ35年か。
店長さんの刃物も職人の道具と同じ感覚なのでしょうね。
研ぎ過ぎて小さくなった包丁や大工道具の感覚だろうか。
K林
/ 2018-02-15 21:36:02