再コピー、指もきつかった。
『 トランザム 7000 』 40~50歳位の方ならご存知の方も多いのでは…。 1977年ごろ割とヒットしたドタバタ痛快アクションのコメディータッチなアメリカ映画である。 主人公 バンディット役に男臭プンプン、当時ゲイピープルの間ではセックスシンボル№1のバート・レイノルズ。 友人役スノーマンには ジェリー・リード。 このジェリー・リード、映画では陽気で喧嘩早いコンボイ・トラックドライバー。 哀愁あるバセット・ハウンド犬を相棒に、両者、適役を演じていた。 彼は米国では有名なカントリーギタリスト、歌手でもある。 こちらが本業。 エンターテイナーで陽気なステージで人気者だ。 そのJERRY REEDの有名なナンバーで 『THE CLAW』 がある。 だいぶ以前にコピーしたことがあり、ふとイントロフレーズを思い出し、CDを引っ張り出し復習してみた。 時間はかかったが、なんとかイメージは取り戻せた。 以前コピーした当時は動画も楽譜もなく、半月位かけて耳コピーしたものだ。 キーがGで低音弦がデロ~ンとした音で、自分なりに解釈し5,6弦を変則チューニングでやっていた。 今はYOUーTUBUで本人のステージ、多数のアマチュア投稿者の動画が見られるいい時代だ。 早速、ギターを持ち構えて再確認、 『THE CLAW』の動画を開いた。 「…ん?キーが違う!Aだ。 しかもレギュラーチューニングだ。 ジェリー本人も、多数の投稿者も…。 誰一人として俺と同じにやっていない…。」 ショックだった。 もう一度CDを聴き直した。 「…? 俺がやっている通りキーはGで、このデロ~ン感はドロップチューニングの筈だ!」 いろいろと調べてみると、1967年のオリジナルレコードは、やはりキーがGで、1984年のアルバムはAで再録音したようだ。 多分、ステージではデロ~ンとした低音弦は表現し辛くキーを上げ、普通のチューニングで演っているのかもしれない。 しかし誰一人としてG音で投稿している奴がいない。 皆競うように同じ弾き方である。 「ここはひとつオリジナル・KEYで投稿してやるか!」 と思ったが、そこまでは自信がないのでヤメておこう。 悔しいけど自分も流されるようにAのキーで再コピーしたが、一度染み付いた手癖には、かなりキツイ作業だ。 日常会話でも昔に覚えた語句、固有名詞が間違ったままで、大人になって気づいた時の恥ずかしさ、よくある。 長年染み付いたものは、なかなか抜けない。 先日来た友人も 「…この歳で会社がダメになったら怒涛に迷っちまうよ…」 と路頭と怒涛を勘違いして話していた。 いつもその語句が出ると指摘してやりたいが、「ま、いいか~」と聞き流している。 他人事ではないが…。
ジェリー・リードに戻るが、2年前に亡くなっていた。享年71歳。 気づかなかった…。 これまたショックだった。 彼の『THE CLAW』の動画、そして憎らしいくらいカッコよくコピー・アレンジして弾いている投稿者。 そしてオリジナルKEY-Gの音源。 参考まで…。
http://www.youtube.com/watch?v=29nurtH5r2U&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=H90QqZi40MA
http://www.youtube.com/watch?v=vtmb-m4eG6w
2012-03-05 21:42:00
店長日記 2010
| コメント(0)