日本第二の標高3192ｍ　北岳　　　　　今年の夏は山梯子ではなく、ペンキ梯子で終わりそうだ。

「富士山人気」　今年はすごいようだ。　

　店に来るお客さんの口からも　『富士山』　という言葉を度々耳にした夏だった。　やっぱり日本一の標高、美しさ、人を魅了する山には間違いない。　ＴＶなどのメディアもパワースポットとして富士山を盛んに取上げていた。　江戸時代から　「富士講」という山岳信仰で庶民に親しまれている富士山 「パワースポット」　当然といえば当然ではあるが…。

　ここ数年、若い女性にも山歩きブームがあり、ファッション的にも色々と話題となっている。　そんなファッションをきっかけに登山を始める人、富士山人気から始める人と様々だ。　派手さはない登山だが、だんだんメジャーな物になってきた。　今まで書店の片隅にあった山関連の本も、今では堂々と平積みで売られている。　女性の山ブーム、エコ的なところが特に女性に受けている一因だろう。　でも牽引役はココでも女性。　やっぱり今の男性、元気ないのでしょうか？　　

　日本一の標高、富士山。　では二番目は?　

今年初めて富士登山をやった人に聞いてみると、意外と出てこない。　　　山梨県　南アルプス北部にある北岳（３１９２ｍ）。　　樹林帯、雪渓、高山植物、岩稜帯、雷鳥もいて、富士山にはない物満載の良い山。　でも少々キツイ山ではある。　　　「ぜいぜい」と、喘ぎながら登ると　「やっぱり登山はキツイ、これじゃ～、いつになってもマイナーなままだな～」　いつも実感してしまいます。　今は山ガールが人気。　　彼女たちに　「こんにちは～」　と声をかけられれば、コロッと意識も変わるだろうか。　でも本当にいるの？　山ガールって。　　元、山ガールは大勢見てきたが…。 　 山の動植物同様、登山者の生態系？も変わってきているようだ。

　今年の夏はどこの山に？　昔に登った穂高あたりの稜線にかかるハシゴ場を思い出しながら、店の古びた外壁にペンキ梯子をかけ、ペンキ塗りをした夏休みだった。　

暑い夏はこの２枚のアルバムに限る！

オールマン・ブラザーズ・バンド　『熱風』　　エリック・クラプトン　『４６１オーシャン・ブールバード』

一枚目のオールマン…はタイトルからして　『熱風』ときた。　アメリカ南部の高温多湿の熱い風が伝わる。　演奏もブルース、カントリー、ジャズ風…それらをごった煮した長い演奏だ。　リズムセクションのグルーヴ感が最高！そこにグレッグ・オールマンのレイドバックした気だるいボーカル。　１９７６年あたりのアルバム。　第２期目オールマンズの後期か？

２枚目、ご存知エリック・クラプトン　１９７４年のアルバム。　個人的にはクラプトンのベストアルバムである。　ジャケットデザインもフロリダあたりのオーシャン・ビューを想像させるものだが、夏のフロリダ、マイアミ、キーウェストあたりは湿度、気温はすごいものだ。　アルバム内容もカラッとした音作りだが、爽やかな海風というよりも、目の前のジャマイカ、カリブあたりの高温多湿の空気も感じられる。　とても聴きやすい名盤だ。　

熱いときには熱い物がいい！　熱い風呂、熱いお茶！　　ジジイの境地だ。　決して　「ＴＡＫＡＮＡＫＡ」　「カラパナ、セシリオ＆カポーノ」　（これまた古いが…）　これらの清涼感あるサウンドを聴いてはいけない！　せいぜい　「サンタナ」　くらいは許せる。　

でもやっぱり　「オールマン…」のアルバムには程よく冷えたコロナ・ビール。　「クラプトン」のこのアルバムにはラム酒あたりがいいか～。 　と、言いつつも発泡酒、第三ビールのプルトップを開けている。　

まだまだ暑い日が続きそうだ。

2012-03-23 19:09:00

店長日記　2010   ｜  コメント(0)