収納しきれずに段ボール箱で眠っているレコードがかなりある。 殆どがヒットチャートとは無縁の自分の趣味、好みに固まったジャンルのレコードたちである。 最近、ガサゴソと箱の中をあさり始めている。
そんな中に混じって数枚の懐かしいシングル・ドーナツ版が出てきた。 マニアックな物ではないが、当時大ヒットしたシングルだ。
「カリフォルニアの青い空」 アルバート・ハモンド。 「アメリカン・パイ」 ドン・マクリーン。 「オールドファッションド・ラブソング」 スリー・ドッグナイト・・・。 「マミー・ブルー」 ポップ・トップスは空前のヒットであった。
年代で言えば1970年前後だろう。 自分も中学生の頃である。 当時は洋楽全般、ジャンルを問わずポップスと呼ばれていた。 それぞれに邦題がつけられ、ラジオなどの音楽番組で独自にリクエストなどから順位付けをし紹介していた。 確か日曜の朝だったか、「ロイ・ジェームスのポップス・ベストテン」? は外出している時も携帯ラジオで聴き入ったものだ。 これらの昔のレコードを見ていて気がつくのだが、全くといっていいほどジャンル分けされずに、ロック、カントリー、R&B、ポップス、渾然としていて今になって 「あ~、この人カントリー歌手じゃないかー」 と再発見がある。 のんびりしていた時代である。
洋楽を夢中で聴きだしたのもこの頃だろう。 小学校高学年の時にアメリカの人気TV番組 「ザ・モンキーズ」 を見ていて多少興味が沸いたようで、町の本屋で彼らが表紙になっていた 『MUSIC LIFE ミュージックライフ』 を初めて買った記憶がある。 ただし小学生にはモンキーズの写真だけで、他の内容はサッパリだった。
ビートルズの初来日の頃は小学校低学年で、我々より一回り上の先輩方がリアルタイムに経験しているのだろう。 やはりビートルズは中学に入ってアルバムを買い集めだし楽器、バンドにも興味が出始めた頃だ。 たいていの現在50才前後の音楽好き、バンド好きはビートルズが登竜門となっているはずだ。
さらにダンボールをガサゴソとやっていると 「吉田拓郎、ケメ…」 などのフォーク・ミュージック物も出てきた。 そうそう、中学生のころに第二期フォークブームもあった。 深夜放送を聴きながらフォークギターをかかえ、初代カップヌードルを食っていたものだ。
さらにこんなアルバムも・・・。 『 いつもブルースだカントリーだロックだ!と、 マニアックな能書きたれているけど、結局こんなのも聴いてたわけ?』 こんな声も聞こえてきそうだが、たまには息抜きでこれもアリだ。 きっと、これも趣味に凝り固まっていたアルバムの中の一枚だったのだろう…名盤か?
2012-04-10 11:43:00
店長日記 2010
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