鎌ヶ谷総合病院

「いや～、すごい揺れだった…。」

　大地震のあった11日（金）は店が定休日で、鎌ヶ谷市にある鎌ヶ谷総合病院の家族控え室にいた。　

ちょうど一年前に家族がひじを骨折し、中に入れられた金属を取り出す手術日であった。　1時間の手術ということで、全身麻酔がかけられ手術室に入って40分ぐらい経ってからのことだった。

　ソファーに腰掛けていて　「あれ？めまいか？」　と思った瞬間　大きな横揺れ！　やばい立っていられない！　なかなか、おさまらない。　かなりの間、揺れていた。　その階は手術室が集中していて、受付ロビーのとは違って病院関係者だけだ。　病院関係者、看護士があわただしく動いている。　「まずいな～今、手術の真っ最中だろうに…」　　今まで経験したことのない地震の揺れが、やっと収まった。　恐怖感！いや～長く感じた。　まだ体が揺れている感じだ。　実際、その間に小さな余震があった。

　『長崎さん！　もう少しで終わります…。　』　看護士が知らせにきた。　「地震で手術、大丈夫ですか…？　よろしくお願いします…」　　まためまいのような揺れ…。　と同時にまた来た!!　2度目の大きな揺れ。　「コリャやばい！」　手術も心配だが、店も心配だ。　何せ、ん～十年の建物…。　2度目の揺れもかなり長く感じられた。　『落ち着いてください、この病院は免震構造です…』　院内アナウンス。　

　『手術、無事終わりました。』　ストレッチーで運ばれてきた本人は、麻酔で意識がもうろう…。　地震のこともまったくわからない筈だろう。

　店のことが心配だ。　あの揺れでは今頃…。　後は病院に任せ、車で大急ぎで家に向かう。　途中、数件の家の瓦が落ちていたり、浮いていたり…。　「まずいな～」　不安が広がる。　斉藤祐樹で有名になった鎌ヶ谷の日ハム・ファイターズ２軍球場を一目散に通り過ぎ、さらに車を飛ばした。

　「もうすぐ着く！　大丈夫か…？」　遠くから見える看板、屋根…。　「おっ！建物は大丈夫のようだ」　ほっとした。　近隣に被害もなさそうだ…。

それにしても生まれてこの方、経験したことのない揺れだった。　東北地方中心に信じられない被害の大きさだ…。　これを書いている今も余震が…。

2012-06-07 22:33:00

店長日記　2011   ｜  コメント(0)