電電公社 昭和40年代 4号 600型? 黒電話
友人のジェットストリーム オヤジとの昭和の懐かしい話題で盛り上がり、ラジオに続き長年使っていた黒電話も店の奥から引っ張り出してきた。
昭和40年代の電電公社 4号 600型の黒電話…。 店で平成7年まで使用していて、NTTから確か800円くらいで買い取った記憶がある。 商売、日常で長~く使っていたので愛着もあったのだろう。
「そうだ!この際店のディスプレイとして飾っておくか…」 そう思い、ラジオとともにあれこれ置き場所を考えていた。
ようやく落ち着き場所がきまり、ぼんやりと眺めていた。
「ラジオ、電話…。 いろんなことがあったな~。」 電話を見ると、昔の商売、日常の悲喜こもごも、いろいろな出来事を思い出してしまった。
だいぶ前から ”昭和レトロ・ブーム” が流行りだし、アミューズメント的な場所でもバーチャルな昭和を売りにした所もあった。 個人の若い方がやっている駄菓子屋さん、飲食店、雑貨屋さんなど一時、流行りました。 個人的にはあまり好きではなかった。 「結局、バーチャルじゃないか…。 なんかわざとらしく思える…」 そんなひねくれた目で見ていた時もある。 場所、店舗全体を昭和レトロにしている所、また今風のオシャレなショップでイメージ・ディスプレイとして、ちょこっと古いものを飾っている店など色々だ。 でも、ブームもそろそろ下火かな…?って感もある。 大掛かりな ”箱物昭和レトロ” は特にそう思う。
バーチャルじゃなく ”リアル昭和レトロ” な場所、店はまだまだある。 特に個人商店なんか、そのまんま昭和を引きずっている。 「バーチャルな昭和レトロ・ブーム? そんなの関係ないよ…昔っからこのまんまだよ、新しくしたくってもできないよ…ブツブツ」 そんな商店主の声も聞こえてきそうだ。
数日後、店にディスプレイとして飾ってはみたものの、うちは昭和頻度が高く、全然ディスプレイの役目を果たさないことに気づいた。 現役で使用中の備品の一部として溶け込んでしまった…。 やはり、そこにバーチャルを感じないとダメらしい…。 逆に 「店長、いいですね~。 どこでそんな古い物を見つけたんですか? オークション? ディスプレイ、カッコいいじゃないですか…」 若い人にこう言われるのもイヤかもしれない。 要はワザとらしく飾るのはあまり好きじゃない…。
結局、また倉庫の奥で静かな眠りにつかせてしまった。
バーチャルであっても、昭和世代だけでなく、昭和を知らない若い方もそこに新しさ、懐かしさ、癒しを求めているのは確かだ。 ただし ”リアル昭和頻度” が高すぎても、毎日がチョッとヘヴィー過ぎてしまう…ウ!苦しい…。 だからみんなバーチャルでいいんだな。 納得!
地デジ化はお済みでしょうか? カウントダウン始まりました。 「まさか昭和のラジオの地デジ化はないだろうな? たのみますよ…」
2012-08-08 23:23:00
店長日記 2011
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