アメリカからの荷物がやっと着きました。
そのまま店に届けられるのではなく、通関手続きを自分でやっているので自ら東京税関に出向いています。
もう何十年もこの作業をやっているのですが、スムーズに通関できるときもあれば何時間も要してしまう時もあります。
さて今回は?
午後1時に税関に到着。 書類作りからはじめます。 商品の種類が多いほど項目わけが必要になり大変です。 簡単にまとめるちょっとしたテクニックもありますが、今回は商品の種類数により無理でした。
やっとのこと書類を作り終え、提出! 「ハテナ堂さん…」 と呼ばれるのは書類訂正か、内容に関する質問、検査、OKかのいずれかだ。
今回はお声がかかるまで一時間半以上…。 「まだかよ・・・・」 とは声はかけられず、ジッと辛抱。
『…税関体操の時間です、皆さん音楽に合わせて…』 構内放送が突然流れた。 午後3時になると税関オリジナル体操が流れる。
数人の職員がデスクを離れ、小広い通路で体操を始めた。 『おい!税関体操はいいから早くしてくれねぇ~か…』 うちの書類をチェックしている職員は体操には参加していない様子…。 『もうそろそろか…』
しかし、それから3~40分。 まだだ…。
「ハテナ堂さん…」 『やっと来たよ』
「チョッと書類の税番が違いますね、それと税率も…。 計算が違ってきますからもう一度計算し直してください」 『…トホホ…やり直しかよ…』
4時半を回ったしまった。 これで検査が入ったら…。 でも公務員さん5時までじゃないの?
それから数回の訂正。 ウチと税関の訂正印で書類が朱肉色に染まった。
結局、公務員さんの午後の仕事の時間の殆どを付き合ってしまった。
途中、税関体操は拝見できたけど、俺はこれから保税業者に車で荷物を取りに。 さらに店に運び入れ開封作業…。
昔も外が暗くなってしまう時間帯までかかってしまったこともあった。 若いころは良いが、この年齢になると、どっと気分も疲れてしまう。 『楽な仕事じゃねぇな~』 ボヤキも入ってしまう。
今回はアメリカの業者の不慣れで始まり、結局最後も時間がかかってしまった。
はじめ悪けりゃ終わりも…。 でも検査もなく無事終了したってことか。 時間はかかったが。
梱包を解いてダンボールを開けると、嗅ぎ慣れた軍物放出品の独特の匂い。 やっとアメリカ東海岸から大陸を越え、太平洋を渡って届いた商品…。 また明日から品出し作業で忙しい。
でも今日は検査もなかったのに書類だけで何でこんなに時間がかかったのだろう?
通関検査強化月間! だったようだ。
それにしては開封検査がなかった…!? ひょっとしたらはじめは悪くても、終わりは良かったのか! 少しはポジティブに考えましょうか!
2012-10-17 08:04:52
店長日記
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