秋晴れの定休日、東京北の丸公園内、科学技術館で開催されている 2012弦楽器フェアに行ってきました。
公園の木々も少しずつ秋の色に変わってきました。 都心の秋はこれjからが本番です。 と言っても、もう11月、今年の紅葉は少し遅いのかもしれません。
会場に入るといきなりアカデミックな雰囲気! 弦楽器フェアといってもこのフェアは主にクラシック音楽などで演奏される弦楽器の展示、販売、商談が目的。
楽器本体、材料、パーツなどを扱う国内外の業者、個人がブースを構えている。
各ブースではいかにも幼少から音楽教育を受けてきた感じの方々が楽器を黙々と試奏している。 音楽教育を受けずに我流でブルース・ギターだ!ロックだ!カントリーだ!…なんて人はいない。 多分僕くらいだろう。
そんな場違いな所になぜ?
僕のいとこがクラシック・ギター、ウクレレなどを製作している。 個人のギター工房を静岡県田方郡函南町でやっている。 ギター製作教室もやっていて好評のようだ。
今回のフェアのパンフの表紙にも彼が昨年出品したギターが写っていた。
今年、出品のギター、価格は63万円! すでに売約済みであった。
早速、僕も弾かせてもらいました。 売約済みということで取り扱いは慎重に! 結局、ワンコード、ポロン~♪ と鳴らしてお返ししました。 この後プロの奏者のミニライブに貸し出すとのこと。 長年地道にやってきた成果が出てきているみたいです。 これからもマイペースでがんばってもらいたいものです。
長崎ギター工房URL www.4.tokai.or.jp/y-nagasaki/ 参考までに
さぁ他のブースも覗いてみよう。
バイオリンのブースで美しい女性が美しい音色を奏でていた。 寄らないわけにはいかない!
彼女、MARIA AZOVA マリア・アゾーバというバイオリニストらしい。 しばらく見とれ、聴きほれていた。 するとニコリと微笑み演奏をやめ、奥に入って行った。 またすぐに戻ってきて、僕の所にやってきました。
すると僕に彼女の写真入りのポストカードを3種類手渡してくれました。
たまたま僕一人で見ていたのでラッキーでした。 「枕元に置いておくよ、ありがとう!」 なんてことを言ったかどうかはご想像に任せますが、場違いのオッサンの冗談も彼女にウケていました。
彼女のURLもありますね。 www.maria-azova.com 興味ある方は…。
このフェア、いとこが出展していなければ来ることはまずないでしょう。 クラシック音楽、クラシック楽器は殆ど無縁ですし、そのような環境とも無縁…。 でも毎年ここへ来ると思うのですが、自分とは無縁のアカデミックな芸術、音楽の世界…芸術の秋という時期もあってか、自分も日々の生活を忘れ、ひと時でもアカデミックな気分に浸るのも悪くないな…と。
しばらくこの場の空気を楽しんで会場を後にした。
帰りはいつも決まったコースだ。 同じく北の丸公園内にある音楽好きにはお馴染み日本武道館。 この前を通り過ぎ九段下駅、さらに神保町を過ぎ御茶ノ水へ向かう。
途中、学生時代過ごした水道橋駅方面に行ってみた。
母校では学園祭をやっていた。 都心の校舎、キャンパスがない…。 相変わらずこじんまりした地味~な三崎祭(神田三崎町から来ている)。 チラっと中をのぞき出てきてしまった。 30数年前の校舎内の記憶も当然薄れている。
神田神保町は古本屋街で有名。 丁度、古本祭りに出くわした。
以前ポケットサイズの英語辞書をなくしてしまったので、運良くきれいな状態の辞書を300円で見つけた。
学生街、天丼で有名な ”いもや” でドンブリをかきこみ一路、御茶ノ水へ…。
ここまできたらアカデミック、クラシカルな空気は吹き飛んでいる。
チャミズの楽器屋でGIBSONギブソン・ギターの話題で長々と店員と話し込んでしまった。
ここではいつもの自分に戻っていた。
でも来年の芸術の秋もまた、きっと異空間を体験しているのでしょう。
2012-11-17 20:28:25
店長日記
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