今年の元旦、天気も穏やかでした。 毎年恒例の浅草浅草寺に初詣に行ってきました。
今年はちょっと家を出遅れ、9時半ごろに雷門に到着。 すでに雷門前では記念撮影の人でごった返していました。 警視庁の機動隊も整理のために出動する時間帯でした。
仲見世をぬけ境内に入るとスカイツリーも大きく見えます。 仲見世の人並みを歩いていると、中国語などのアジア系言語がかなり耳に入ってきます。 ここ数年一層多く感じます。 欧米人の方はほとんど見ませんでしたね。
参拝を済ませると、やはり恒例のコース取り。
本堂裏手に出て、花やしき遊園地方面に…。
ツタの絡まる浅草観音温泉前を通過。 いつかは入浴してみようと思うのですが雰囲気が渋すぎて踏み込めません。
入浴料金4,000円がまず目に飛び込み 「普通の入浴以外のサービスも?」 変な期待とともに不安も…。 よく見ると垢すりサービスのようです。 月極め料金もある。 一風呂浴びるのは700円、ひと月20日以上利用すると月極め定期券のほうがお得ですね。
注意書きもこの界隈らしい文言が…。 一度入ってみると案外楽しいお風呂かもしれません。 元旦の朝風呂でサッパリ! いいかもしれない…などと考えながらもまたしても入館には至りませんでした。
花やしき遊園地の乗り物も元旦の朝の青空に映えます。
思えば20代中ごろから続いている。 浅草寺初詣の後はこの界隈で煮込みとお酒で締めくくる。
何年も行っている飲み屋さん。 年々、朝の開店時間が遅くなっているようだ。
今年は出だしも遅かったので 「この時間だったらやっているだろう…」 遠くにみえる店前のベニヤテーブル、鍋、アルバイトらしき姿もみえる。 「よし!」
行ってみると ハンテンをきた若いお兄ちゃんが 「あと30分待ってください」 「なんだよ、何十年も来てるが年々遅くなってんじゃないの…」 「・・・・・・」 アルバイト?のお兄ちゃん、答えに窮している。
そこでボケ~っとバイトの兄ちゃんたちの顔を30分眺めていても仕様がない、もう一度浅草寺境内をふらついた。
しばらく経って行ってみると数人の客が立ち飲みしていた。 先ほどのアルバイトのお兄ちゃん、俺の顔を見ても何も言わない。 『先ほどはすみませんでした…』 くらい言ってほしいよね。 ここは下町浅草なんだから。
しばらく飲んでいると、並んで飲んでいた赤ら顔のオヤジがアルバイトの連中に 「お前ら元気ねぇ~な! 正月だぞ! え?」 カツを入れていた。 浅草らしいオヤジの一喝! いいねぇ(笑)
今年はコップ一杯のお酒と煮込みで店を後にした。
表通りに出るといつの間にか歩行者天国になっていた。 いつもはこの時間帯には帰路についている。
隅田川にかかる吾妻橋に立ち寄った。 対岸に見えるスカイツリーをはじめとする高層ビル群…。 そこだけちょっと異空間にも思える。
橋を渡ってそちら方面へと人並みも流れていく。 スカイツリーがオープンして初めての正月。 あの界隈も人でごった返していることだろう。
僕はそちらへは向かわず地下鉄の入り口へ入っていった。
僕自身毎年、同じ事をやっているが、まわりは日々変わっていく。 お店、人間、建物、人の流れ、この界隈でも…。
そんな時代、飲み屋の赤ら顔の客の一喝が少しホッとした気持ちにさせてくれた正月だった。
2013-01-03 00:31:20
店長日記
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