店に来る友人が 「俺は中学、高校位で挫折したな…続けていればな…」
アメリカからの荷物も毎度のごとく遅れている。 入荷すれば多少はやることが増え忙しくなる。
大抵、店で暇なときはギターを触っている。 人から見れば 「ギター触って仕事できるんだから良いよなぁ…」 なんて当然思われているだろう。
これはこれで客待ちの商売は大変です、やってみなければ何の仕事でも分かりません。
話はそれたが、その友人、ギターをつま弾いている俺を見てギターを挫折した事を悔やんでいる。
「これからやってみれば…」 「…ん~。 Fが抑えられなくて…」
バレーコードと呼ばれる人差し指を伸ばしつつ他の指で和音を抑えるスタイル。
初心者は人差し指に力が入らず、更に他の指の位置もずれてしまう。 ここで嫌になっちゃう人が多い。
誰でも初めは同じ状態だ。 あとはどれ位トライするかだ。
楽器はまず体で慣れるしかない。 ギターなら指に形を覚え込ませるしかない。
何十年楽器を弾いている人でも、新しいコードやフレーズを覚える際、直ぐに指がついて来ないのが当たり前。 何百回、何千回と繰り返しの作業をやって体に記憶させているはず。
楽器は触っていなけりゃ上達しない! (ただ触っているだけではダメですよ) これに尽きる!
昨今、中高年から楽器を習う人も増えてきている。 「…ギター教室」 色々あるが、そこでは譜面を併用して教えているところが殆ど。 楽譜が読めることに越したことがないが、そこで挫折する人も多いはず。 多分、僕もステップアップ、ブラッシュアップにと、そんなところに通ったら譜面で挫折しているだろう。 皆さんどれだけの進歩があるのだろうか? 月謝を払ってプロの先生方に教えてもらっているのだから早い上達は期待したい。 中高年、指先、頭の体操として通っている人もいるのかもしれない。
俺だったら理論なし、譜面なしでてっとり早く弾けるようにしてやるよ! なんて考えたりして。
「今度、俺が譜面のいらないギター教室でもやろうか!? 直ぐ弾けるようになるよ…副業だよ副業!」 冗談交じりに友人に言ってみた。
「では缶ビール~本でワンレッスン! どう?」 結句、友達同士では副業にもならないわけだ。
2013-04-03 22:42:14
店長日記
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