先日、くさやを頂いた。 八丈島特産と書いてある。 恥ずかしながら?生まれてこの方、くさやを食べた記憶がない。 産地、生産者には申訳ない。
くさや=臭い。 誰もが連想する。 そんなに臭いのか…。 怖いもの何とかで試してみよう。
真空パックを開封。 なんとも形容しがたい匂いだが、鼻をつまむほどではない。 昔風に七輪で煙を出して! と行きたいのだが、縁側付の風情のある庭もない。 ガスコンロの魚用のグリルで焼くしかない。 これだと煙も出ないのでご近所にも迷惑が掛からない。 換気扇は回しておこう。 換気扇の向こうはお隣のマンション。 マンション上階にも匂いがとどくのか…。 まるで危険物取扱いだ。 くさやは食べ物だ!
焼いてみよう 「ん?鼻をつまむほどの臭いではないな」 でも形容しがたい匂いが漂ってきた。 焼き終わって皿に移す。 しばらくして別の部屋から戻ってくると 「例の形容しがたい匂いが鼻に…」
さっ、食べてみるか。 箸を入れた。 「臭い!」 箸でつまんで口に持っていくと鼻腔に来る…。 味は? 微妙だ。 僕は食通でもないし、珍味好きでもないので上手く表現できない。 初め想像していた逃げ惑うほどの匂いではないが、鼻の奥で後をひく匂いだ。 グルメ、珍味好きはこれがクセになるのだろう。 僕はグルメでないので 「やはり微妙…」 これがくさやの正体だったのか。
匂いと言えばこれも独特の匂いがある。
輸入商品の箱を開封すると独特の匂いがする。 特にUSEDの衣類は様々な匂いが…。 このところ軍物USED衣類の仕入れはしていなかった。 現在、アメリカの業者に発注しているところだ。 久々に嗅ぎ慣れた匂いを嗅ぐことになる。 こちらは長年慣れ親しんだ匂いなので問題ない。
半世紀を経て初めてくさやの正体を見た。 この匂い、味が忘れられなくなり、またくさやを渇望する日が来るのだろうか…。 意外とクセになったり…。
2014-05-20 23:15:15
店長日記
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